国立能楽堂で能をみました [雑感]
2011.12.17:
細君が知人から”能”のチケットを頂いたので、柄にも無く、見に行ってきました。
TVでは、能は少しだけ見た事があったのですが、実際に見るのは初めてです。
狂言は少しだけ雰囲気がわかりましたが、
能は自分には難しくて、事前に少し演目を予習していたにもかかわらず、
やはり、分かりにくかったです。
ただ、最後の方の舞が印象に残っています。
分からなかったので、
能を見ながら昔の事をボンヤリ考えていました。
能は、今では古典ですが、当時は、貴族や武士の娯楽だったらしい。
今見ると、自分の様な者には、意味が分からないけれど、
当時の人は、楽しかったのだろう。
では、何故、当時の人は楽しかったの?
と思いながら、昔の人々の生活に、勝手な思いを馳せてみました。
普通の人々は、日々の生活の為に精一杯生きていて、
今の日本の様な娯楽は何処にも無かったのだろう。
武士や貴族にしても、電源のSWをポンといれれば直ぐに目に入って来る
様な物や、都市の賑やかさも無かったに違いない。
すると、時折有った 日常の生活とは違う世界の”能”が、
新鮮で楽しく感じられたのではないだろうか?
庶民には、猿楽や田楽であったかも知れないけれど。
そう思って、目の前の能を眺めてみると、
囃子の鼓や笛、キラビヤカな舞
が今までとは違って見えて来ました。
結局は、良く分からないまま 能楽堂を後にしましたが...。
番組:
仕舞『経正クセ』
地謡
一管 『恋之音取』
仕舞 『花筐 狂』
『木賊』
『富士太鼓』
地謡
狂言 『箕被』
<休憩>
能 『松風』
公演時の写真撮影は出来ませんでしたが、それ以外はOKでしたので、
少しだけ記念に撮ってきました。
----舞台
休憩時間の間に撮りました
----能楽堂の見取り図:
----能楽堂の中
ロビー:
床は絨毯が敷かれていて、重厚な趣を感じさせてくれました。
これからの公演の案内ポスターも雰囲気がありました。
中庭:中庭の木は黄葉していました。
公演が終わって、5時半頃。
すっかり陽は暮れていましたが、明かりが黄葉に当たっていました。
中庭の廊下
柱に趣をかんじたので
----国立能楽堂
東京都渋谷区千駄ヶ谷にあります。
入り口の門:
能楽堂の建物:
----地図
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